ヒアリに刺された時の痛みって?刺された時の対処法とは

健康

※この記事は2026年8月に最新の状況(環境省の発表など)に合わせて内容を見直しました。

ヒアリのイメージ

全国の港でたびたび見つかっている外来アリ「ヒアリ」。もし刺されてしまったら、どんな痛みや症状が出て、どう対処すればいいのでしょうか。最新の状況とあわせてご紹介します。

日本での確認状況(2025年時点)

ヒアリは2017年に国内で初めて確認されて以降、輸入コンテナなどに紛れて各地の港で見つかっています。環境省によると、2025年10月時点で確認は20都道府県・約170事例にのぼります。ただし、これらは水際でおおむね発見・駆除できており、国内で世代交代を繰り返すような「定着」は確認されていません。2022年の外来生物法改正で、ヒアリは緊急の対応が必要な「要緊急対処特定外来生物」に指定され、発見時の防除体制が強化されています。

ヒアリに刺された時の痛みと症状

ヒアリは「火蟻」と書くとおり、刺されるとやけどのような強い痛みと熱感があり、その後かゆみを伴う膿疱(水ぶくれ状のふくらみ)ができます。反応の程度には個人差があり、次のように分かれます。

・軽度…刺された部分の痛み・かゆみ・膿疱
・中等度…かゆみを伴うじんましんが刺された部位の周囲や全身に広がる
・重度(アナフィラキシー)…息苦しさ、声のかすれ、動悸、めまい、吐き気、意識がもうろうとする、血圧低下

アメリカでは刺傷例が非常に多く、まれに重いアレルギー反応による死亡例も報告されています。

ヒアリの見分け方

体は赤茶色で、腹部はやや黒っぽい色をしています。体長は2.5〜6mmほどで大小さまざまな働きアリが混じるのが特徴です。屋外の開けた場所に、土を盛ったドーム状のアリ塚をつくることがあります。見慣れない盛り土を見つけても、棒でつついたり素手で触れたりしないでください。攻撃性が強く、巣を刺激すると集団で刺してきます。

刺された時の対処法

1. まず刺された場所から離れ、20〜30分は安静にして体調の変化がないか観察します。この間、激しい運動は避けてください。血流が増えるとアレルギー症状が出やすくなります。
2. 患部は水や石けんで洗い、清潔にします。かゆみや軽い腫れには市販の抗ヒスタミン軟膏やステロイド外用薬が使えます。
3. じんましんが全身に広がる、息苦しい、声が出にくい、動悸・めまい・吐き気がある、意識がはっきりしない――こうした全身症状が出たらすぐに救急車(119番)を呼んでください。ハチ毒などでアナフィラキシーを起こしたことがある人は、医師から処方されたアドレナリン自己注射薬(エピペン)があれば使用します。
4. 全身症状がなくても、ヒアリに刺されたと思ったら念のため医療機関を受診しておくと安心です。

ヒアリを見つけたら

駆除しようとせず、市区町村の担当課または環境省のヒアリ相談ダイヤル・地方環境事務所に連絡してください。写真を撮っておくと種類の判定に役立ちます。

まとめ

・刺されるとやけどのような痛みと膿疱ができる
・体は赤茶色でアリ塚をつくる。見つけても触らない
・刺されたら20〜30分安静にし、全身症状が出たらすぐ119番
・発見時は自分で駆除せず、行政や環境省の相談窓口へ連絡する

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