野外で嫌な虫刺され‼有効な予防法とは?

健康

※2026年9月に最新情報へ見直し

これからの時期、レジャーを楽しむ機会が増える一方で気になるのが虫刺されの危険です。野外にはさまざまな種類の虫がいて、いつ刺されてもおかしくありません。そんな時のために、有効な予防法と対策をしっかり覚えておきましょう。

虫刺されの予防法とは

野外に出ると、人に害を加える虫は少なくありません。虫刺されを予防するための注意点は、大きく分けて3つあります。

1. 服装で予防
一番大事なのは、できるだけ肌の露出を避けることです。長袖長ズボンを着用する、帽子をかぶる、靴下を履くといったことだけでも、刺されるリスクはかなり変わってきます。

2. ハーブで予防
虫が嫌う匂いというものがあります。例えば、シトラス、ラベンダー、ローズマリー、レモングラスなどが、虫よけ効果があるとされる代表的なハーブです。虫よけスプレーに比べると効力は落ちますが、スプレーの使用を避けたい方や肌に合わない方、小さなお子さんには試してみる価値があります。

3. 虫よけアイテムで予防
以前は肌に直接吹き付けるスプレータイプが主流でしたが、現在は腕に着けるリングタイプや服に貼るシールタイプなど、さまざまな虫よけアイテムがあります。ただし、全身をしっかり守りたい場合は、やはり全身に使えるスプレータイプが効果的です。

あなどれない虫刺されの被害

虫刺されと一言で言っても、野外にはさまざまな虫がいて、人に危害を加える虫も多く存在します。代表的な虫としては、蚊、マダニ、スズメバチ、毛虫、ブヨなどが挙げられます。スズメバチなどに刺されると、アナフィラキシーショックを起こす危険があります。過去に蜂に刺されてアレルギー反応が出たことがある人は特に注意が必要です。

また、夏になると話題になるデング熱はヒトスジシマカという種類の蚊が媒介することで知られています。草むらなどに生息するマダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」も近年深刻さを増しており、国内では2013年の統計開始から2025年4月末までに1,071例が報告され、うち117人が亡くなっています。致死率は10〜30%とされ、2025年は年間の報告数が過去最多水準に達するなど、増加傾向が続いています。なお、2024年からはSFTSに対する治療薬が国内でも使用できるようになり、治療の選択肢は広がっています。

野外での効果的な対策

虫に刺されてしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。蚊やブヨなど一般的な虫刺されの場合は、まず患部をきれいな流水で洗い流しましょう。ハチや毛虫のように毒針・毒毛が残っている可能性がある場合は、セロハンテープを軽く貼って丁寧に剥がし、取り除いたうえで患部を冷やすと症状を和らげやすくなります。

マダニに咬まれた場合は、自分で無理に引き抜こうとせず、できるだけ早く皮膚科などの医療機関を受診してください。マダニは皮膚に口器を深く固定して吸着するため、無理に引っ張ると口器だけが皮膚に残ったり、マダニの体液が体内に押し込まれて感染リスクが高まったりするおそれがあります。咬まれてから数日〜2週間程度は発熱など体調の変化がないか注意し、症状が出た場合はマダニに咬まれたことを必ず医療機関に伝えましょう。

いずれの虫刺されも、症状がひどい場合や悪化する場合はすぐに病院を受診することをおすすめします。特に子どもは掻き壊してどんどん悪化するケースが多く見られるため、早めに皮膚科などを受診しましょう。

まとめ

虫に刺されないためには、できるだけ肌の露出が少ない服装で出かけることが基本です。最近は、ただの虫刺されと思っていても重篤化したり、最悪の場合は命に関わったりするケースもあるため、正しい対策を覚えておきましょう。野外で虫に刺されたら、まず患部をきれいに洗って冷やし、マダニに咬まれた場合は自己判断で抜かずに医療機関を受診してください。悪化する場合は、いずれの場合もすぐに受診することをおすすめします。

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