ここの所、日本の港で相次ぐヒアリの発見!
定住してしまうのではないかと言われている
ヒアリですが、もし刺されてしまったらどんな
痛みや症状が現れるのでしょうか?
またヒアリに刺されてしまった時の対処や処置
についてご紹介します。
ヒアリに刺された時の痛みの特徴
ヒアリとは「火蟻」と書き、この名の通り、
ヒアリに刺されると火傷のような強い痛みを
感じます。
ヒアリに刺されてしまった場合、以下のような
症状が出現します。
・軽度‥火傷の時に感じる熱いと思う痛み、
その後に痒みを伴い、10時間程で膿が出る。
・中度‥痒みを伴う蕁麻疹が部分的、または
全身に出現
・重度‥呼吸困難、血圧低下、意識障害、吐血、
発熱、動悸等
・アナフィラキシーショック
ヒアリは別名「殺人アリ」とも言われていて、
アメリカでは年間100人もの人がヒアリの
アナフィラキシーショックによって命を落とし
ている位、驚異のアリです。
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ヒアリの特徴とは
元々日本にいるアリは黒い色をしていますよね?
しかし、このヒアリは全体に茶色い色をしてい
て、お尻の部分は濃い茶色になっています。
また、巣の形成の仕方も大きく異なり、日本の
アリは地面の下に穴を掘って巣を形成していま
すが、ヒアリはアリ塚といって地面の表面に
ドーム状の巣を形成します。
見慣れない土が盛られたようなものを発見
した時はアリ塚である可能性があるので
十分注意してください!!
攻撃性もかなり強く、気を付けて対処しないと
噛まれてしまいます。
ヒアリの毒性と対処法
ヒアリはアルカロイド系のソレノプシンや
蜂の毒にも含まれているホスホリパーゼ、
ヒアルロングーゼ等、人によってはアナフィラ
ショックを引き起こす程、かなり強い毒性を
持っています。
ヒアリに刺されてしまった時は、20~30分程は
安静にして様子を見ましょう。
この時、激しい運動は絶対にしないで下さい。
激しい運動をすると全身の血流が増加して
しまってアレルギー症状を助長してしまい、
症状の悪化を招いてしまう危険が増します。
この間に症状が悪化するような時は危険です
ので救急車を呼んだ方が良いかもしれません。
また、症状には個人差が大きいですが、アナ
フィラキシーショックを起こしうる強い毒性が
ありますので、ヒアリに刺された!と思ったら
症状が悪化していなくても病院を受診する事を
お勧めします。
まとめ
〇ヒアリに噛まれると火傷をした時のような痛み
を伴います。
〇ヒアリの特徴は全身茶色っぽく、お尻に針が
ある、お尻は濃い茶色です。
〇ヒアリの巣はアリ塚になっているので近寄
らないようにしましょう。
ヒアリの毒性は強く、最悪の場合、アナフィラ
キシーショックを起こして死に至る危険があり
ますので、噛まれたと思ったらすぐに病院を
受診しましょう。
ヒアリの上陸(定着)は時間の問題だと言う
専門家もいますので今後の対策を知っておき、
いざという時の為に備えておきましょう!