ミニマリストのスティーブ・ジョブズは禅の教えをどう活かしたのか?

ジョブズ氏は、アップルの基本理念を「フォーカスとシンプルさ」と定義していました。「シンプルであることは、複雑より難しい」と語っており、これも禅の教えそのものなのです。ジョブズ氏はミニマリスト志向を徹底しており、世界の端末にセンセーショナルをもたらせた「iPhone」や「iPad」の機能やデザインまでもが、実は禅の理念を生かしているのです。ジョブス氏における“禅”について迫ってみましょう。

禅の教えでこんなシンプルな生活を実践した

独身時代のジョブズ氏はミニマリストを徹底していました。なんと彼の部屋にはお茶、ライト、ステレオ、本があるのみでした。そして有名なジーンズと黒のタートルネックにジーンズ、スニーカーのスタイルですが、ジョブズ氏は毎日何を着るか考える時間が無駄であると考えました。“無駄”を徹底的に断捨離し、シンプルを貫く生活をしていたのです。1998年の初代iMacが発売された時より亡くなる2011年まで、彼は同じ服装のスタイルでした。

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知足と能捨ってなに?

“知足”とは、老子の「足ることを知る」という言葉から来ています。現代の生活は物や情報が溢れており、それでも私たちは「これでは足らない」と思ってしまいます。今の生活、今のままで十分足りていることに気付くこと、更に言えば自分の身の程をわきまえて、むやみやたらに不満を持たないことを言います。

“能捨”とは、仏教の教えの「能捨心」から来ています。執着する心、つまり愛着心が消えうせた心です。人は、地位や名誉、財産など身の回りに愛情を持つのは当然なのですが、それに愛着しすぎると、悩みや苦しみが生じるということを言います。

禅の実践はミニマリストのどのタイプでもない最上の暮らし方である

ミニマリストは元々はアメリカから発信されたライフスタイルです。物を持たず、物への執着を解き放つという暮らしぶりです。しかし、シンプルライフというだけでは収まりきらない“禅”の断捨離をジョブズ氏は実行していたのです。それは単に物を減らすというだけではなく、瞑想を行うことにより、内なる自己意識に心を研ぎ澄ませることです。ジョブズ氏は瞑想を行い、自分の無意識のイメージを現実に確立して大成功を納めたのです。

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まとめ

人は、目の前にある物や媒体から日々情報を得ています。しかし、本当に自分に必要な情報は、実は自分の無意識の中にあるというのが禅の考え方です。ジョブズ氏は早くからそのことに気付き、よけいな物や時間を省いたのです。そして瞑想という自分自身と向き合う時間を作る為にミニマリストになったと考えられます。ジョブズ氏のようなiPhoneやiPadとまでは行きませんが、自分自身の本当の声やイメージを現実のものと出来るように、“禅”から考えるミニマリズムを試してみるといいかもしれませんね。