日常の食生活でオメガ3(αリノレン酸)という食材がパニック障害を抑制する効果があるのをご存じですか?
パニック障害の原因は明らかになっていませんが、体に異変が起こっているという信号(神経伝達物資としてセロトニンがいわれています)が過剰に発生するからではないかといわれています。
その抑制効果の理由と他の病気予防情報をまとめてみましたので是非ご覧ください。
◆オメガ3αリノレン酸とは?
αリノレン酸は食物油の主成分である脂肪酸
の一つです。
体内で作ることのできない脂肪酸です。
体内に入るとEPA(エイコサペンタエン酸)と
DHA(ドコサヘキサエン酸)に変化します。
DHAは脳を作る重要な成分であり脳の血管を
しなやかにします。学習能力が高まり。
集中力や記憶力の低下を防ぎます。
血液中のDHA濃度が高ければ認知症発症の
リスクは低減すると報告されています。
他にも
・中性脂肪を減らす
・アレルギー症状の緩和
・動脈硬化などの生活習慣病の予防
・がんの抑制
・免疫機能を整える
・精神を安定させる
・うつ病の予防・緩和
・PMS(月経前症候群)の緩和
など、効果効能が期待されていて厚生労働省も
オメガ3αリノレン酸を摂るように、
勧めています。
<スポンサーリンク>
◆パニック障害に効果がある理由(セロトニン)
DHAには興奮、衝動、抑うつ状態を緩和する
セロトニンの利用効率を高める作用が影響して
いるのではと考えられています。
脳内でセロトニンをうまく利用出来ないことが
「うつ」の原因と考えられています。
うつ病に対する薬物療法もセロトニンに作用する
薬を使うことが多いことから、
副作用もなく期待できる点でも注目されています。
◆オメガ3αリノレン酸の種類
オメガ3αリノレン酸は脂肪酸で油ですが、
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類に分かれます。
オメガ3αリノレン酸は不飽和脂肪酸になります。
・えごま油
オメガ3αリノレン酸が豊富で、αリノレン酸にも効果効能があります。
・亜麻仁油
αリノレン酸が豊富で、食物繊維、リグナン(抗がん物質)が含まれています。
・グリーンナッツオイル
αリノレン酸が豊富、ビタミンEが多いです
・チアシードオイル
ロズマリン酸(ポリフェノールの一種でアレルギー症状やダイエット効果)、
食物繊維、ミネラル、ビタミンEが多いです。
摂取量はグリーンナッツオイルは大さじ1程度、
他の種類は小さじ1程度です。
オメガ3αリノレン酸は熱に弱く、加熱には
向きません。ドレッシングやパスタに混ぜるなど
して摂取します。
◆まとめ
うつ病で説明しましたがパニック障害も
セロトニンが、何らかの神経伝達異常で起こる
ことで発症する症状です。
しかし、精神的リラックスをこころがけ、
ストレスを貯めないこと、またこうした
予防できる食材を積極的に取り入れることで、
症状に効果があると分かれば希望がもてますね。